アジア路線(台湾・香港・中国・シンガポール・ベトナム)の格安航空券を考える

 その他アジアの海外旅行先としては、台湾、香港・シンガポールなどが人気ですね。ここではこれらアジア路線の格安航空券について考えていきたいと思います。北米や欧州と違って、アジア路線の考え方は簡単です。日本からだとたいして時間がかかりませんので、基本的には直行便を考えると良いと思います。あまり長くないフライトなのに、乗り継ぎするというのは嫌ですよね。そんなアジア路線は、次のように分類します。

  1. 日本系航空会社(JAL、ANA)
  2. 各国の航空会社(台湾:エバー航空・チャイナエアライン、などなど)
  3. その他の航空会社(ユナイテッドなど)

 アジアの各国は近いですから、直行便が基本となります。

 まずは例として、台湾の台北へ行く場合の価格帯の違いを見ておきましょう。

台湾(台北)行き航空券 値段の違い
 航空会社指定なし   日本の航空会社指定 

 どうでしょうか?航空券の値段は時期によっても違うので何とも言いにくい部分もあるのですが、だいたい1万円は違うのではないでしょうか。比較的近い台湾でもこれだけの差が出ます。どの航空会社が安いのか、分類別にチェックしておくと良いと思います。

フライト時間と乗り継ぎ便

 アジア諸国の場合、フライト時間はそれほど長くありません。一応フライト時間を確認しておくと、格安航空券を買うときに乗継について考える参考になります。

アジアの都市へのフライト時間(成田発)
フライト時間都市
3時間以内ソウル
4時間以内台北・北京・上海・大連
5時間程度香港
6〜7時間シンガポール・バンコク・ホーチミン

 長くても6〜7時間ですので、なるべく直行便がいいのはお分かりいただけると思います。ただ、6〜7時間圏になってくると、格安航空券の最安値帯を乗継便が占めることがあります。この場合、安い乗継便にするか、ちょっと高くても楽な直行便にするかは考えどころになってきます。

 東京以外からの出発であれば、東京まで国内線で行って、そこから直行便にするのも選択肢となってきます。フライト時間をしっかり考えて格安航空券を探してみてください。

航空会社未定の航空券は?

 アジア特有の格安航空券事情としては、国によっては航空会社未定でもあまり怖くないことがあります。アメリカやヨーロッパ路線だと、乗継がいい加減な場合があるので航空会社未定の格安航空券は良くないですよ、という話をしました。しかし、アジアでは国によってはまず間違いなく直行便です。例えば、台北行きの航空会社未定の格安航空券の場合、エバー航空かチャイナ・エアラインであることがとても多いです。

 もちろんフライトがどの航空会社になるのか分からないのは不安ですが、台湾のような直行便以外ありえない距離の格安航空券の場合、思い切って航空会社未定の格安航空券を買ってしまうのもひとつの選択肢となります。

その他格安航空券の注意点

 JALとANA以外の飛行機に乗る場合の注意点としては、キャビンアテンダントさんがほぼ全員外国人だということです。当たり前ですが(笑)。飛行機に乗った瞬間から外国だと思いましょう。ただ、どの航空会社も日本路線では1人は日本人が乗っていますので、ピンチの時は問題ありません。さらに、アジア各国の航空会社は日本を大きなマーケットとして意識していますので、日本人に対するサービスはかなり良いです。普通に機内で過ごしているときは、欧米路線と同様に基本的には日本人の方は来ないと思っていたほうがいいです。

 それから、外国の航空会社だと機内食があまり美味しくないかもしれません。やはり、JALとANAは機内食が良いのです。まぁ、エコノミーの機内食というのは安い弁当だと思えばいいので、基本的にはどこでもたいしたことはありません。それでも(だからこそかもしれませんが)海外航空会社の機内食は口に合わない、という方もいます。私はなんでも食べてしまうのですが(笑)。アジアの場合は、口にあうことが多いですね。アジア路線では、アシアナとキャセイの機内食がなかなか良かったです。

以下は、地域別に航空券を買うときの注意点など、いろいろと考えておきたいと思います。

最新格安航空券価格情報(楽天トラベル)
台北 香港 北京 上海
大連 シンガポール ホーチミン その他
最新格安航空券価格情報(AB-ROAD)
台北 香港 北京 上海
大連 シンガポール ホーチミン その他

アジアの国別に格安航空券を考える

台湾

 まずは台湾への格安航空券です。台湾の航空会社は、エバー航空とチャイナ・エアラインです。この2社は、どちらもあらアンスに加盟していないのですが、チャイナ・エアラインは今後スカイチームに参加予定です。格安航空券だと、このどちらか2社になりますね。

 マイレージを貯めるという観点では、アライアンスに所属する航空会社がないのは痛いですね。ANAがエバーと提携していますので、ANAでチケットを買えばマイレージは貯まりますが、基本的に提携フライトの場合は提携元の航空会社のほうが安い場合が多いですので、難しいところです。同じ飛行機に乗っても価格が異なるのが、提携フライトの特徴です。

 私は台湾へは1度しか行ったことがないのですが、その時はたまたまユナイテッドが安かったので、ユナイテッドのフライトでした。

日本ー台湾のフライト(2011/08現在)
航空会社目的地出発地
JAL
ワンワールド
なしなし
ANA
スターアライアンス
エバーと提携
台北(桃園)成田
台北(松山)羽田
エバー航空
独立系
台北(桃園)成田、関西、名古屋、札幌、仙台、福岡、小松
台北(松山)羽田
チャイナエアライン
独立系
台北(桃園)成田、関西、名古屋、札幌、広島、福岡、宮崎、沖縄
台北(松山)羽田
高雄成田、名古屋
ユナイテッド航空
スターアライアンス
台北(桃園)成田
香港

 香港へのフライト時間は、約5時間です。これはもう直行便を使いたいフライト時間ですね。香港への格安航空券の最安値帯は、デルタ航空と香港航空が競っています。つい最近までは、香港への格安航空券と言えばキャセイ・パシフィック一択だったのですが、2010年から香港航空が成田ー香港便を毎日運行開始したことに伴い、キャセイの強力なライバルとなりました。

日本ー香港のフライト(2011/08現在)
航空会社出発地
JAL
ワンワールド
キャセイと提携
成田、羽田
ANA
スターアライアンス
成田、羽田、関西
キャセイ・パシフィック
ワンワールド
香港ドラゴンを含む
成田、羽田、関西、名古屋、札幌、福岡、沖縄、(仙台・季節便)
香港航空
独立系
成田(チャーター便では他都市もあり)
デルタ航空
スカイチーム
成田
中国(香港を除く)

 なにせ中国は広いですから、航空会社もたくさんあります。3大航空会社は、中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空の3社です。格安航空券を探すと、この3社のフライトが多く出てきます。日本の地方空港からのフライトも多く、便利ですね。中国は近い国なので、なるべく直行便で行きたいところですが、なにせ国が大きい。アメリカと同じように、ハブ空港を経由しての乗継が必要になる都市が多いです。格安航空券を探す場合、どこで乗り継ぐかによって搭乗時間が大きく変わってくる場合がありますので、経由地とフライト時間をしっかりチェックしておく必要があります。

 また、北京と上海へは、デルタ航空が成田発便を持っています。デルタが格安航空券の最価格帯を作っていることもありますので、要チェックです。

日本ー中国のフライト(2011/08現在)
航空会社目的地出発地
JAL
ワンワールド
中国東方と提携
北京成田、羽田
大連成田
天津名古屋
上海成田、関西、名古屋(浦東)
羽田(虹橋)
広州成田
ANA
スターアライアンス
中国国際・シンセン航空と提携
北京成田、羽田、関西
大連成田、関西
瀋陽成田
青島成田、関西
成都成田
上海成田、関西、名古屋(浦東)
羽田(虹橋)
杭州成田、関西
厦門成田
広州成田
中国東方航空
スカイチーム
上海航空含む
上海(浦東)成田、関西、名古屋、静岡、札幌、福島、新潟、富山、小松、岡山、広島、松山、長崎、福岡、鹿児島、沖縄
上海(虹橋)羽田
南京成田、関西
青島関西、名古屋、福岡
煙台関西
大連岡山
中国国際航空
スターアライアンス
シンセン航空含む
上海(浦東)成田、関西、名古屋、仙台、福岡
北京成田、羽田、関西、名古屋、札幌、福岡
大連成田、関西、仙台、広島、福岡
成都成田
福州成田、関西
無錫成田、関西
中国南方航空
スカイチーム
広州成田、関西、福岡
大連成田、札幌、名古屋
瀋陽成田、札幌、名古屋、福岡
長春成田、仙台、名古屋
ハルビン新潟
北京富山
デルタ航空
スカイチーム
北京成田
上海(浦東)成田
シンガポール

 フライト時間は約7時間、シンガポールはちょっと距離のあるアジアですね。シンガポール行きの格安航空券は、東京以外からのフライトだと乗継のないシンガポール航空が便利です。東京発だと、米系2社(デルタ・ユナイテッド)が直行便で格安航空券を出しています。さらに、この2社が最安値帯を形成しています。

 東京発シンガポール行きの格安航空券を買う場合、米系2社を中心に考えることになります。

日本ーシンガポールのフライト(2011/08現在)
航空会社出発地
JAL
ワンワールド
なし
ANA
スターアライアンス
シンガポール航空と提携
成田、羽田、関西
シンガポール航空
スターアライアンス
成田、羽田、関西、名古屋、福岡
ユナイテッド航空
スターアライアンス
成田
デルタ航空
スカイチーム
成田
ベトナム

 ベトナムへのフライトは、成田ーホーチミンで6〜7時間です。こちらも格安航空券を探すと、乗継ありのものが出てきます。特に、最安値帯は乗継ありばかりです。乗継ありの格安航空券だと、台北経由のチャイナ・エアラインが多く出てきます。

 この場合も、中途半端なフライト時間なので乗継ありだと疲れると思います。ベトナム行きの場合も、できれば直行便の格安航空券を手に入れたいところですね。ただ、価格帯は1万円近く差があることもあるようですので、どのような旅をするかによって格安航空券の買い方が変わってくるのではないかと思います。

日本ーベトナムのフライト(2011/08現在)
航空会社目的地出発地
JAL
ワンワールド
なしなし
ANA
スターアライアンス
ホーチミン成田
ベトナム航空
スカイチーム
ホーチミン成田、関空、名古屋、福岡
ハノイ成田、関空、名古屋、福岡